膝の違和感・・・
その症状「半月板損傷」
かもしれません
「歩くと膝が痛み、
ガクッと音がして違和感がある」
このような症状は「半月板損傷」の際に
多く見受けられます。
半月板損傷の主な原因は、
スポーツによる外傷や加齢によるものと
いわれていますが、
お若い方でも起こる可能性があります。
ここでは、半月板損傷の原因や症状、
対策法・予防法についてご紹介します。
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目次
半月板損傷でよくあるお悩み
- 立ち上がりや歩き始めに膝に痛みが走る
- 膝が痛み、階段の昇降や正座が困難
- 膝にこわばり、熱感のある痛みがある
- 完全に膝の関節が曲げられない
半月板とは?
どのような役割があるの?
半月板損傷は、その名の通り膝関節にある「半月板」が損傷してしまったケガを指します。
この「半月板」とはどのような仕組みや、役割を担っているのでしょうか。
また、どのようなことがきっかけとなり半月板は損傷してしまうのでしょうか。
半月板とは
「半月板」は、膝関節にあるクッションのような役割を担う組織のことをいいます。
膝関節は、大腿骨(太ももの骨)、脛骨(すねの骨)、膝蓋骨(膝のお皿)の3つの骨で構成されています。
骨と骨の間には軟骨があり、その間に「半月板」と呼ばれる弾力性のある組織が、内側と外側にそれぞれ1つずつあります。
「内側半月板」は靭帯とくっついているため可動域が少ないのに比べ、「外側半月板」は可動域が広いことが特徴として挙げられます。
●半月板の役割
「半月板」は骨同士の接触を防いだり、衝撃を吸収するクッションのような役割があります。
そのため、身体の中でも負担が蓄積されやすく、加齢とともに傷つきやすい部位でもあります。
半月板損傷とは
半月板損傷とは、膝にある半月板が何かしらの原因で損傷し、痛みなどを引き起こす病気です。
半月板損傷を起こすと、膝を動かしたときに痛みや引っかかりを感じるようになり、やがて症状が進行すると変形性股関節症を発症する可能性があります。
加齢とともに半月板は劣化するため、40代以降の方は少しのケガでも半月板損傷を起こしやすい傾向があります。
また、スポーツのケガで半月板を損傷する場合も多く、お若い方も注意が必要です。
半月板損傷の原因
半月板損傷の原因は、大きく「スポーツによる場合」と「加齢による場合」の2つが挙げられます。
●スポーツが原因の場合
運動やスポーツの衝撃によって半月板を損傷することは、年齢を問わず起こります。
特にサッカーやバスケットボール、体操、スキー、バレーボールなど膝への負担が大きいスポーツにする可能性が高いです。
半月板損傷と同時に、膝関節にある靭帯を損傷して炎症する「前十字靱帯損傷」が発症する可能性もあります。
これは、膝に急激な負荷がかかる際、膝を守ろうと靭帯が反射的に反応をして筋収縮を起こすため発生するといわれています。
●加齢が原因の場合
半月板は加齢に伴い傷つきやすくなるため、少しの負荷でも半月板損傷を起こす可能性があります。
「マックマレーテスト」で
半月板損傷レベルをチェック
半月板の損傷レベルをチェックするための方法として「マックマレーテスト」があります。
まず、半月板損傷の疑いがある方に仰向けになってもらい膝を最大限に曲げてもらいます。
そして、股関節から下を内旋、外旋させながら痛みの強さなどを確認していきます。
内側に回したときに痛みが起こる場合には半月板の外側、外側に回したときに痛みが起こる場合は内側が損傷している可能性があります。
この検査を行うことで、損傷部位や状態などを確認し、より的確な処置が行えるようになります。
半月板損傷の症状
半月板損傷の症状は、受傷直後の「急性症状」と、症状が慢性化した「慢性症状」に分類されます。
●急性症状
受傷直後は、膝の痛みや膝を曲げ伸ばししたときに引っかかるような違和感を感じます。
損傷部位が大きい場合は膝が動かない「ロッキング」状態に陥る場合もあり、激しい痛みで歩行困難になる可能性もあります。
●慢性症状
症状が慢性化すると炎症がみられ、膝関節に水や血が溜まり腫れを生じることがあります。
痛みが長期化すると、太ももの筋肉が萎縮して硬くなったり損傷した半月板が周囲にある軟骨を傷つけ変形性膝関節症を発症する可能性もあります。
半月板損傷の痛みをやわらげる方法
半月板損傷の疑いがある場合はどのような対処法を行えば良いのでしょうか?
半月板損傷の対処法や応急処置についてご紹介します。
半月板損傷の対処法
●応急処置「POLICE処置」
炎症を抑えるために、まずは一般的な応急処置「POLICE処置」で症状の緩和を目指します。
《POLICE処置の手順》
①Protect (保護)
患部の二次的障害を防ぐため、装具などで損傷部を保護します。
②Optimal Loading (適度な負荷)
ケガの修復を促すため、患部に適度な負荷をかけ筋肉の萎縮を予防します。
※適度な負荷は専門家によるアドバイスのもと行うようにしましょう。
③Ice(冷やす)
患部の炎症を抑えるため冷却します。
④Compression(圧迫)
患部の腫れや炎症を抑えるため、弾性包帯などを使用して圧をかけます。
⑤Elevation(挙上)
炎症による腫れやむくみを軽減させるため、心臓より高い位置に患部を挙上します。
●温める、冷やす
腫れを伴う痛みは冷やし、慢性的な痛みは温めることで痛みの緩和が期待できます。
●手すりや杖を利用する
関節への負担を軽減するため、階段では手すりを使うようにしましょう。
歩行の際は杖を利用すると膝の痛みを防ぐことができます。
●薬の服用やリハビリテーション
消炎鎮痛薬の内服薬や、塗り薬、湿布薬などの外用薬を使用し、痛みの緩和を図ります。
症状が落ちついたらリハビリテーションで筋力の低下や靭帯などの緊張の緩和を目指します。
改善が見込まれない場合やロッキング症状が続く場合は、手術による対処が必要となる可能性があります。
半月板損傷の予防法
●下半身の筋力アップ
膝の痛みの予防には下半身の筋力トレーニングが効果的です。
ウォーキングなど膝に負担をかけない運動を、定期的に行うように心がけましょう。
●ストレッチで関節を柔軟にする
ストレッチで関節を柔軟にすると、ケガの予防に効果的です。
ストッレッチは、お風呂に入ったあとの筋肉がやわらかくなっているタイミングで行いましょう。
無理に伸ばすと筋肉を傷つけてしまうため、ゆっくりとストレッチを行い筋肉や靭帯などの緊張をほぐしましょう。
●運動する前にはウォーミングアップを
筋肉や靭帯が硬いまま運動をするとケガのリスクが高くなってしまいます。
運動前にはウォーミングアップを、運動後にはクールダウンストレッチで筋肉疲労を解消しましょう。
大口ビオス整骨院
【半月板損傷】
に対するアプローチ方法
半月板損傷は、放っておくと関節の変形が進行して変形性膝関節症に移行しやすくなります。
病院や整骨院など専門知識のあるところへ受診された方が良いでしょう。
一般的に手術の後には、回復を早めたり関節の拘縮(こうしゅく)を予防・改善させるためにストレッチや可動域の訓練、マッサージで筋肉の緊張を緩和して血流を良くする等のリハビリが行われます。
スポーツへの復帰を急ぎ過ぎると、負傷から手術前後で起こる筋力低下や身体のバランスが崩れてしまい、手術によって半月板が治っても競技復帰をした際に再負傷をしてしまう可能性もあります。
変性による断裂では変形性膝関節症の進行を抑えるために、膝に負担のかかりにくい身体の使い方を覚えることと、膝を安定させるための筋力強化が必要です。
大口ビオス整骨院では、マッサージや鍼灸施術、ハイボルト療法で痛みを抑え、膝に負荷がかかりにくい姿勢(重心を整える)や使い方を身に付けるための骨格矯正と複合高周波EMSによる筋力強化も行っています。
半月板損傷から早期競技復帰を目指す方、変形性関節症への移行や進行を抑えたい方へ向け、再発や悪化防止まで長期的なサポート体制を整えています。
著者 Writer
- やの よしつぐ
矢野 義次 - 出身:千葉県
血液型:B型
趣味:お店まわりながらの食料品の買い出し
得意な施術:手技療法
一日でも多く楽しい生活ができるよう、全力で対応します。
施術案内
Treatment guidance
保険施術
骨盤矯正
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当院のご紹介
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大口ビオス整骨院
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